足立区で新型コロナウイルス感染の不安を抱える皆様へ

あやせ駅前整形外科・内科では、1月31日(月)より、新型コロナワクチン3回目接種を開始いたしました。

日本でも連日感染陽性者が急増し、みなさん不安な日々を過ごされているかと思います。

また、罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご快復を心よりお祈りいたします。

ついこの前まではデルタ株が主流だったものが、気が付くとオミクロン株に置き換わっていたりと、今後も予断を許さない状況が続きそうです。

また感染者数についても「過去最高」という言葉を多く聞くようになりました。

それに伴い、保健所の機能も追いつかず、感染者の方々が、次にどのような行動をとるべきかという判断ができず、感染者自らが情報を探さなくてはならない状況となっています。もし万が一感染した際の準備としても、感染した場合の対応などは知っておいた方がよい状況ともいえます。

今回はとりわけ数が多くなっている自宅療養者と濃厚接触者になった場合、知っておくべき情報をお話ししていきます。

※コンテンツの内容は2022年2月2日現在の情報を参考に作成しております。

【感染はどうやって判断するの?】

医師が様々な臨床所見と検査結果を総合的に判断し、診断を確定します。

感染を裏付ける検査として用いられるのは、抗原検査とPCR検査の2種類となります。

★抗原検査

抗原検査は、特異的なタンパク質を抗原として検出し、コロナウイルスの有無を判定する検査法です。発症後2~9日間の間で確定診断法として用いられ、結果が出るまでに時間を要しない分、PCR検査に比べると精度が多少劣るとされています。

★PCR検査

PCR検査は、コロナウイルスの遺伝情報を増幅することで、その判定を行う検査法です。遺伝情報を増幅するため、ウイルスの数が少なくても精度の高い検査が可能です。ただし増幅に時間を要するため、抗原検査に比べると判定にも時間を要します。

【感染可能期間と療養期間】

検査の陽性を受けて、新型コロナ感染症となってしまった場合、今までは保健所から電話で連絡があり、症状の確認をしたうえで隔離期間や療養方法の支持、濃厚接触者の特定を行っていました。

ところが感染者の急増を受け、保健所からの連絡がなく、隔離期間や療養期間の判断に困ってしまうケースが増えているといわれています。また濃厚接触者についても保健所からの指示やアドバイスはなく、感染者自らが濃厚接触者に連絡することとなってきました。

では感染者はどのようにそれを判断すればよいのでしょうか?

足立区役所ホームページでは下記のように記載してあります。※1

陽性となった方の発症日よりも2日前以降(無症状の方は検体採取日よりも2日前以降)から療養終了日までは、周囲の方に感染させた可能性がある期間(感染可能期間)となります。

また、療養期間については、下記のように記載してあります。※2

療養期間は症状が出た翌日から原則10日間です。療養期間中、足立保健所または東京都フォローアップセンターから電話でご連絡させていただく場合があります。

※症状が出た日の翌日から10日以上経過し、かつ症状がなくなってから72時間以上で療養終了になります。検査なしで外出等可能になります。

例1)症状が1月1日に出て、1月7日に症状がないことを確認した場合:1月12日から外出等可

例2)症状が1月1日に出て、1月10日に症状がないことを確認した場合:1月14日から外出等可

※症状がない方については、検体採取した翌日から7日間経過すると療養終了となります。検査なしで外出等可能になります。

例3)1月1日に検体採取し、陽性診断されたが症状がない場合:1月9日から外出等可

つまり、下記のようになります。

★症状ありの方の感染可能期間と療養期間

①症状が出た日の2日前+②症状が出た日+③症状が出た次の日を1日目として10日間

※③の7日目までに症状が改善しない場合は、症状が改善した日の翌日を1日目として3日を加えます。

これを感染可能期間として、②+③が療養期間となります。

★無症状の方の感染可能期間と療養期間

①PCRまたは抗原検査日の2日前+PCRまたは抗原検査をした日+③PCRまたは抗原検査日の次の日を1日目として7日間

これを感染可能期間として、②+③が療養期間となります。

この療養期間を終えると、翌日からいつも通りの生活が可能となるわけです。

【濃厚接触者とは?】

現在濃厚接触者の特定については、保健所では行っていません。そのため、感染者自らが濃厚接触者を判断するか、感染者がわかった時点で自らが濃厚接触者となるか否かを判断するかということになります。

足立区では、感染可能期間に接触した方のうち、以下の範囲に該当する方を濃厚接触者とし、患者と最後に接触があった日(最終接触日)の翌日から7日間を健康観察期間として、不要不急の外出を控えることを通知しています。※1

①患者と同居、あるいは長時間の接触(車内・航空機など)があった人

②適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護した人

③患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い人

④その他、手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策(マスクなど)なしで15分以上接触があった人(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)

一方これとは別に、2022年2月2日の厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部から、下記の通知が出ています。(一部抜粋※3)

この通知は、①の同居家族が陽性だった場合の濃厚接触者の待期期間を定めたものです。

これによると、例えば家族の子供が陽性となった場合でも、日常生活を送る上で可能な範囲での対策を実施していれば、発症若しくは検査をした後、対策を実施した日の翌日から計算し7日間を待機期間として、8日目には通常の生活を送ることができるとされています。

可能な範囲での対策は以下のように記載されています。

・マスク着用

・手洗い・手指消毒の実施

・物資等の共用を避ける

・消毒等の実施など

ただし、7日以内に同居家族の中で別の家族が発症した場合は、改めてその発症若しくは検査した日の翌日から7日間待機となります。

<厚労省通知一部抜粋>

濃厚接触者である同居家族等の待機期間について

上記の検査陽性者の濃厚接触者であって、当該検査陽性者と生活を共にする家族や同居者(当該検査陽性者が自宅療養をする場合に空間的な分離の徹底が困難であるとの想定の下、例えば飲食、入浴、就寝等を共にする家族や同居者。以下「同居家族等」という。)の待機期間は、現時点までに得られた科学的知見に基づき、当該同居家族等が社会機能維持者であるか否かにかかわらず、

・当該検査陽性者の発症日(当該検査陽性者が無症状(無症状病原体保有者)の場合は検体採取日)又は

・当該検査陽性者の発症等により住居内で感染対策を講じた日のいずれか遅い方を0日目として、7日間(8日目解除)とする。

ただし、当該同居家族等の中で別の家族が発症した場合は、改めてその発症6日(当該別の家族が無症状の場合は検体採取日)を0日目として起算する。また、当該検査陽性者が診断時点で無症状病原体保有者であり、その後発症した場合は、その発症日を0日目として起算する。また、ここで言う感染対策は、日常生活を送る上で可能な範囲での、マスク 着用、手洗い・手指消毒の実施、物資等の共用を避ける、消毒等の実施などの対策を想定しており、保健所の指示に基づく対策の実施や、濃厚接触者とならないよう厳格に隔離等を行うことまでを求めるものではない。

なお、同居家族等の待機期間が終了した後も、当該検査陽性者の療養が終了するまでは、当該濃厚接触者においても検温など自身による健康状態の確認や、リスクの高い場所の利用や会食等を避けること、マスクを着用すること等の感染対策を求めること。

【保健所から連絡がこない場合はどうすればいいの?】

足立区ホームページによると、新型コロナウイルス感染者急増によって、電話での迅速な連絡が困難ということで、検査の際に登録した携帯電話に対してSMS(ショートメッセージサービス)で連絡される旨が記載されています。

このメールにはURLが記載されており、これにアクセスすると症状についての回答フォームに症状を記載できるようになります。

保健所ではこの症状を把握したうえで、入院が必要か否かを判断し、必要に応じて改めて保健所から電話が来ることとなっています。

それ以外の方については、以下のパターンに分かれます。

①ホテル療養

自分が陽性になったことで家庭内感染を防ぎたいなど、ホテル療養を希望される方は案内された番号に申し込みをすることができます。

②自宅療養

★50歳以上又は基礎疾患を持っている方

保健所から、東京都自宅療養者フォローアップセンターでの健康観察の指示があります。

その後、センターから、SMS(ショートメールサービス)か電話での連絡があり、下記の事項の案内があります。※5

(1) 健康観察について

(2) 療養解除の目安について

(3) 配食について

(4) パルスオキシメーターの配送・回収について

(5) 自宅療養中に気をつけていただきたいことについて

この上で、ラインによる健康観察が1日2回行われ、以下の要件を満たすと療養解除となります。

①発症日から10日が経過していること

②薬剤を服薬していない状態で、症状が軽快していること

③症状が軽快してから、72時間以上経過していること

★49歳以下、基礎疾患のない方

無症状・軽症で重症化のリスクの少ない方は自分で健康観察をすることになります。その中でも健康状態や生活に不安のある方は、自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)に連絡をすることで、以下の相談をすることができます。※6

①自宅療養中の体調の不安

②食料品やパルスオキシメーターの配布の希望

③医療面・健康面以外での一般的な相談

検査陽性者の既往に懸念される疾病がある場合は、電話連絡による健康観察もあるようです。

食料品は段ボール箱で3箱分(約1週刊分)、パルスオキシメーターは3週刊の貸与となります。

新型コロナウイルスに対する国や自治体の対応は、感染状況により刻々と変化します。

常に最新の情報を把握し、ご対応いただきますようお願い申し上げます。

<引用>

※1 濃厚接触者となった方、濃厚接触が疑われる方へ|足立区

※2 陽性診断された方へ|足立区

※3 新型コロナウイルス感染症の感染急拡大が確認された場合の対応について(事務連絡令和4年1月5日 令和4年2月2日 一部改正)

※4 陽性診断された方へ|足立区

※5 自宅療養者フォローアップセンターから健康観察を受ける方へ|東京都福祉保健局

※6 自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)のご案内|東京都福祉保健局

投稿日:2022年2月5日|カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ, 医療情報