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秋🍂交通事故に要注意

秋も交通事故には要注意! -加害者、被害者にならないために-

今年は9月21日(水)~30日(金)までの期間、秋の全国交通安全運動が実施されています。

普段運転される方々も、いつもに増して気を付けて運転していただく必要もありますが、具体的にどんなことに気を付ければよいのか気になりますよね?

実は7/5、警察庁交通局長より「令和4年秋の全国交通安全運動の実施について」という通達が発出されています。

今回はこの通達の中から気になった部分を抜粋し、運転者、歩行者がどんなことに気を付けるべきかを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います!

私たちはいつ、交通事故により被害者、加害者になるかわかりません日常生活に潜むそんなリスクについても解説していきます。

【自動車、バイクの取り締まりに関する記載】

<抜粋>

「歩行者が関係する交通事故の発生時間帯・発生場所を重点に、歩行者の保護に資する交通指導取締りを推進するほか、可搬式速度違反自動取締装置を活用した取締りを実施するなど、通学路等における交通指導取締りを強化すること。」

この記載に関する取り締まりというと、まずは横断歩行者妨害が当てはまるかと思います。道路交通法第38条によると

1、横断歩道に接近したとき、横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、車両は徐行しなければならない。

2、横断しようとする歩行者がいるときは、車両は横断歩道の手前で停止しなければならない。

とされています。

歩行者妨害の取り締まりは、2011年には7万件だったものが、2021年は約33万件と増加しています。また一時不停止についても2021年の違反別取り締まりのトップは一時不停止で約159万件であり、2位のスピード違反に比べると50万件以上の差があります。

このことからも、交差点での一時停止を中心に、運転者による歩行者妨害、また歩行者も自動車が一時停止したのを確認してから横断するなど、不意の交通事故による加害者、被害者にならないための一層の注意が必要と言えそうです。

【飲酒運転について】

<抜粋>

「飲酒運転の実態について、必要な調査・分析を行った上で、飲酒取締りの時間帯、場所、方法等の有効性について検証するとともに、関連情報の組織的な活用を図り、飲酒運転根絶に向けた効果的な取締りを推進すること。」

いうまでもなく飲酒運転は絶対NGです!

それなのに飲酒運転の交通事故による加害者、被害者がなくならないのはなぜなのでしょうか?

飲酒運転をする人は。下記のようなタイプに分けられるとされています。

A:遵法精神が希薄、取り締まりに遭わずに、事故さえ起こさなければよいと考えて運転する人

飲酒運転の危険性を本当には理解できていないことが原因です。運転に及ぼすアルコールの影響については,丸山欣哉氏らが飲酒運転時の行動観察から下記のようにまとめています。

・注意の範囲が狭くなる
・速度感が狂う、動作が乱れる
・動作優先になる
・記憶が狂う、ふだんの欠点があらわになる
・自己規制がゆるむ
・ミスに対する自覚がなくなる

飲酒前と飲酒後の運転行動を比較した実験では、同じ運転を2度やるので通常は2回目の方が成績が良くなる、飲酒後のほうが良くなるはずですが、ほとんどが飲酒前より成績が悪くなるという結果が得られています。

B:飲酒して気が変わって運転する人

飲酒運転の危険性を理解していても、飲酒運転をしてしまうのは、アルコールがその判断を麻痺させてしまうからと言われています。

アルコールは一番後に形成された自我の層の働きからマヒさせていくといわれています。教養もあり自身をコントロールできる大人が、アルコールが入ると自身のコントロールが効かなくなります。

飲酒運転は危険だとわかっていたのに、飲んでしまうと考えが変わってしまい、これぐらいなら大丈夫かと飲酒運転してしまうのです。飲酒中の判断は信用してはいけません。

C:アルコール依存症、またはそれに近く、飲酒と運転が切り離せないで運転する人

医学的な治療が必要です。

いずれにせよ、アルコールが運転に与える影響を十分に理解し、絶対に飲酒運転をしない、そのような環境に絶対しないことを心に誓い、飲酒による交通事故で一人の被害者も出さないことが大切です。

【妨害運転(いわゆるあおり運転)について】

<抜粋>

「車間距離不保持等の重大な交通事故につながり得る違反に対する交通指導取締りを強化すること」警察庁が直近2年間に摘発したあおり運転について、加害者の96%は男性だったとされています。

年齢層別では40代が27%、20代が22%、30代が20%であり加害者の78%に同乗者がいなかったとされています。
一見すると40代があおり運転を起こしやすいようにみえますが、運転免許証の保有者数10万人当たりの加害者が最も多かったのは、10代で10万人当たりの被害者も10代が最も多いようです。

あおり運転の理由は進行の邪魔をされたが35%、割り込まれた、追い抜かれたが22%、車間距離を詰められたが8%と続き、加害者から見ると被害者の行為をきっかけにあおり運転をしているということになります。

しかし実際被害者の行動の半数は前述に該当したものの、半数は加害者の一方的な思い込みであったとされています。

加害者にならないためには、相手の運転には悪意がないことを意識し、広い心で受け止めることが大切です。

また被害者にならないためには、後続車との車間距離も意識すること、周囲を気遣った進路変更、追い越し車線を走り続けないなど、邪魔をしたと思われない運転を心掛ける必要もあります。

また検挙事例の約80%はドライブレコーダーなどの記録が証拠となったとされています。自らの運転の正当性を記録することも対策の一つと言えます。

 

車間距離が原因で加害者、被害者になるのはあおり運転だけではありません。

当院の交通事故患者さんの中にも、追突事故によるむち打ち症に悩まれる被害者の方も少なくありません。その中にはやはり、車間距離が不十分で交通事故に至ったものもあります。

高速道路だけでなく、一般道でもクリープ減少による低速度での追突事故も散見されます。取り締まりの厳しさにかかわらず、車間距離にも十分注意が必要ですね。

毎年春と秋に交通安全運動は実施されています。

この時期に取り締まり件数が飛躍的に増加することはないようですが、日ごろからの交通事故に対する意識が、皆さんの家族を守ることにつながります。

自動車やバイク、自転車も含め、普段はとても便利な道具ですが、一歩間違えると交通事故による被害者、加害者を生みます。 歩行者も運転者も改めて意識することで、少しでも交通事故件数が減ることを私たちも願っています。

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