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自転車事故と交通事故の現実 -安全な利用のために知っておくべきこと-

自転車は誰でも簡単に利用できる便利な乗り物ですが、その分、交通事故に発展するリスクも大きいのが現実です。

自転車事故の危険性を示す交通事故全体に占める割合を見てみましょう。

2025年上半期、東京都内では自転車事故による死者が10人発生し、交通事故全体の死者数の約15%を占めました。特に通勤・通学時間帯に集中して発生しており、日常の移動が大きな交通事故につながる危険性を物語っています。

今回は、自転車事故を起こすとどうなるのか、どのような取り組みがされているのかなどの現状を確認しつつ、自転車による交通事故を防ぐため、私たちにどのような取り組みができるのかを深堀していきたいと思います。

 

【自転車事故で加害者になった場合の罰則と責任】

皆さんは自転車を運転していて、人にぶつかりそうになりヒヤッとしたことはありませんか?

自転車は一歩間違えると、相手にケガをさせる凶器になる可能性があります。

自転車事故で加害者になってしまうと、刑事責任・民事責任・行政責任を負います。過失致死傷罪や重過失致死傷罪に問われる可能性がある他、損害賠償請求により数千万円単位の負担が生じることもあります。
2024年11月からスマホのながら運転や酒気帯び運転に対して厳しい罰則が科されるようになり、さらに2026年4月1日からは、自転車の交通違反に「交通反則通告制度」いわゆる青切符の制度が導入されます。

これらのことからも、自転車を運転することは責任を伴うこと、という認識をもつ必要があります。

 

 

【自転車事故における被害者の補償の実態】

自動車事故と異なり、自転車には自賠責保険制度がありません。
そのため自転車事故の被害者は、加害者本人に直接損害賠償を請求するしかありません。加害者が個人賠償責任保険に加入していれば、これが車両でいうところの自賠責保険にあたるため、ここで補償を受けることができますが、加害者に支払い能力がない場合には、十分な救済が難しいケースもあるようです。こうしたリスクを回避するため、多くの自治体では自転車保険の加入が義務化または努力義務化されており、交通事故から被害者を守る仕組みが広がりつつあります。

 

 

【自転車交通事故の判例から学ぶ高額賠償リスク】

過去の判例では、自転車事故が高額賠償に発展した例が数多くあります。神戸地裁では小学生が運転する自転車が歩行者と衝突し、被害者が寝たきりになった事案で約9,500万円の賠償命令が下されました。東京地裁でも高校生が無謀な横断を行い、相手に後遺症を残し9,200万円以上の賠償が命じられています。自転車事故は交通事故の1つとして、命や人生を左右する重大な結果を招く可能性があります。

 

 

【交通事故を防ぐために自転車利用者が守るべき責務】

東京都では「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」により、自転車利用者は保険加入が義務付けられています。また、信号無視や一時停止無視、左側通行違反、無灯火運転、歩行者妨害といった交通違反は、重大な自転車事故の原因です。
自転車も車両である以上、ルール遵守は当然の責務であり、交通事故防止の基本です。

 

 

【自転車事故における示談交渉の特徴と注意点】

自転車事故の示談交渉は、自動車事故に比べて難航しがちです。判例が少ないため過失割合が争点になりやすく、また任意保険未加入のケースでは当事者同士で交渉せざるを得ません。さらに後遺障害を認定する公的な仕組みが整っていないため、被害者が不利になるケースも少なくありません。
交通事故に備えるためにも、自転車保険の加入は不可欠です。

 

 

【自転車事故の年齢別発生件数と世代ごとの特徴】

統計では、自転車事故の発生件数と死者数が最も多いのは高齢者です。また、子供の死傷者のうち相当数は「親の自転車に同乗中」で発生しています。交通事故は高齢者と子供という弱者に集中しやすいため、特に注意が必要です。

 

 

高齢者の自転車利用と交通事故リスク ~ゆっくり運転が招く危険性】

当院でも、自転車で通院される方も多くいらっしゃいます。そこでよく耳にするのが「ゆっくり運転すれば安全」というお話です。

ところが、この「ゆっくり自転車を運転する」というのが、実は危険なのです。
なぜなら低速では自転車のバランスを保ちにくく、ふらつきや転倒の危険が増します。
ただ、年齢を重ねると自転車でスピードが出ることで視野が狭くなり、これに対する恐怖心として、ゆっくりと自転車を運転してしまうといわれています。車のすれ違いざまにふらついてしまったり、交差点でのバランスの不安定性などが交通事故の一因となっているようです。

<高齢者が自転車を選ぶ際のポイント>

安全性を高めるには、軽量フレームや低床設計、安定したハンドル形状を選び、荷物は後かごやリュックで持つのが望ましいとされています。また、LEDオートライトの装備も夜間の交通事故防止に有効とされています。

 

 

【ヘルメット着用と交通事故致死率の関係】

警察庁の調査によると、自転車事故で死亡した人の約6割が頭部に致命傷を負っていました。ヘルメット着用者の致死率は0.26%、非着用者は0.59%で、非着用者の致死率は2倍以上となっています。交通事故の被害を減らすには、ヘルメット着用が極めて効果的であることは明らかです。

自治体によるヘルメット普及への取り組みも進んでいます。愛知県名古屋市では、子供や高齢者を対象にヘルメット購入補助金を提供し、着用率向上を図っています。東京都でも2023年4月から全利用者に対して努力義務化が施行されました。自治体の支援が普及の大きな後押しとなっています。

<自転車用ヘルメットの選び方ガイド>

ヘルメットを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

   サイズとフィット感:日本人向けの形状を選ぶ

   安全基準:SGマークやCEマークの確認

   デザイン:日常使いしやすいデザインで抵抗感を減らす

   重量:200~500g程度でバランス良く選択

命を守るためには、自分に合ったヘルメットを選び、日常的に着用することが重要です。

 

【まとめ】

自転車事故を防ぐために、私たちにできることは何でしょうか?

自転車事故は誰にでも起こり得る交通事故です。事故防止のためにできることは、まず日常のルール遵守、定期的な点検・整備、保険加入、そしてヘルメットの着用です。「自転車は便利だが凶器にもなる」という認識を持ち、責任ある利用を心がけることが大切です。

自転車事故は交通事故の1つとして、私たちの生活に深く関わっています。
加害者にも被害者にもなり得る現実を直視し、ルール遵守と備えを徹底することで、自転車事故は大幅に減らせます。安全な社会のために、一人一人が責任ある自転車利用を実践していきましょう。

 

 

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