日常、診療していて背中の痛みについてよく相談されることがありますのでこれから何回かに分けて話してみます。
まず背中の痛みをおこす疾患について大きく分けて脊椎や関節、神経、筋肉などに原因のある整形外科的なものとその他のものがあり、分けて考えてみましょう。
整形外科的なものからお話ししましょう。
何と言っても一番多いのは
筋肉、靱帯から来る痛みです。
背中(胸椎)には首や体幹、上肢からの筋肉や靱帯が付着していてストレスがかかるところです。強い力が加わったり、弱い力でも長年にわたり繰り返し力が加わることで筋肉や靱帯が損傷して痛みをおこすことがよくあります。
なかでも僧帽筋に痛みがおこることが多いようです。僧帽筋は首や背中の後ろから始まり肩甲骨や鎖骨についている比較的大きな筋肉で、首や上肢の大きな動きを支えているため負担が大きく、疲労がたまりやすく、損傷しやすいと思われます。
また肩こりにも大きく関係しています。
実際に日常的に患者さまを診察しているとこの痛みによく遭遇します。
治療としては加温、マッサージなどの患部をほぐす治療、運動療法、投薬(外用薬、内服薬)なども併用します。
肩こりだから、習慣だから、治らないからとおっしゃらずにご相談ください。